β-1,3グルカン


グルカンとは、
グルコース(ブドウ糖)が多数連なって構成された物質の総称です。


グルカンは天然に多くあり、
植物や海藻、キノコ、酵母、大麦、えん麦などに含まれています。


米のデンプンであるアミロースや、
筋肉に多く存在するグリコーゲン、
紙の繊維であるセルロースなどもグルカンであり、
私たちにとって大変なれ親しんだ成分です。

グルカンは大きく2つに分けられますが、
その分け方はグルコースの立体的な結びつき方によります。


グルコースα、β


グルコースは、5つの炭素と酸素の環を中心とした構造をしています。

酸素から数えて1番目の炭素と隣のグルコースが
下向きにつながっているのがα型のグルカン
上向きのものをβ型のグルカンといいます。

グルカンには多くの種類がありますが、
健康と関連づけていわれるグルカンは、
β-グルカンです。


β-グルカンというと、
日本ではアガリクスを代表とするキノコ
に含まれる成分として認知されましたが、
キノコだけでなく、
パン酵母や黒酵母、大麦、えん麦といった様々なものに含まれています。


構造の形式は、
グルコースの酸素から何番目の炭素同士がつながっているかで分かれ、
1,3結合、1,4結合、1,6結合などがあります。


グルコースの連なりは、一本の鎖状のものもあれば、分岐した構造もあります。


グルコースの結びつき方や数によって、
β-グルカンには膨大なパターンがあります。

欧米でβ-グルカンといえば、パン酵母由来がメインです。

パン酵母の細胞壁には、
1,3/1,6結合といわれる構造をしたβ-グルカンが多く含まれます。


この構造は、1,3結合という主となる鎖状の構造に、1,6結合で枝分かれした側鎖がくっついた形です。


この側鎖部分の適度な長さと適切な頻度が、
健康への働きを高めると考えられています。


主鎖がβ-1,3グルカンのβ-1,3/1,6グルカンを、
単にβ-1,3グルカンと呼びます。


β-1,3グルカンは、他のβ-グルカンと比較してマクロファージの活性化能が高いことが判っています。

β-1,3Dグルカンは免疫刺激作用があります。


この免疫刺激作用を契機として、非宿主細胞に対する抵抗(攻撃)が始まります。


すなわち、宿主細胞のマクロファージがβ-1,3Dグルカン断片をより細分化して好中球に伝達し、
それを受けて刺激された好中球が
変異細胞(新生物、腫瘍細胞、癌細胞などと呼ばれる宿主細胞が変異したもの)
に対する攻撃力を増加させます。

β-1,3Dグルカンは、
白血球細胞中のマクロファージや好中球などの自然免疫細胞に結合されたとき(貪食されたとき)、
これら自然免疫を刺激し、
ウイルスや菌等の外敵あるいは変異した宿主細胞(新生物、腫瘍細胞など)
に対する免疫抵抗力を強化します。


別の言い方をすれば、
β-1,3Dグルカンが生体内に入ると、
免疫細胞に働きかけて悪性新生物(ガン細胞)を攻撃させたり、
抗酸化酵素(スーパーオキシドディスムターゼなど)に働きかけて遊離基(活性酸素、フリーラジカル)消去効果を高めたりします。


つまり、β-1,3Dグルカンは、
免疫細胞や抗酸化酵素などの生体に備わった機能に働きかけて
宿主を存続させる役割を果たします。

β-1,3Dグルカンは高分子の糖質で、
それ自体には抗腫瘍作用や抗酸化作用などの薬理作用はありません。


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