亜鉛(Zn)1
ミネラルー亜鉛(Zn)
亜鉛(Zn)は体内に約2g存在しています。
亜鉛は広く細胞全体に存在し、DNAや蛋白質の合成に関与しています。
血漿中の亜鉛は、ほとんどアルブミンなどの蛋白質と結合していて免疫機能に関係します。
また糖代謝にも必要で、インシュリンの合成や作用発現に必須のミネラルです。
亜鉛を大量に含んだ食べ物としては、 緑黄色野菜、牡蠣、レバー、ウナギ、高野豆腐、さんま、ささみ肉などが挙げられます。
亜鉛が不足すると、子供では成長障害、鉄欠乏性貧血などが起こります。
大人では 皮膚炎、脱毛症、味覚障害、インポテンツなどが起こります。
亜鉛は、様々な酵素を作製するための重要な材料です。
このため亜鉛の不足は免疫力の低下を招き、必要量の摂取により免疫力を高めることができます。
亜鉛はテストステロン(男性ホルモン)の代謝に不可欠で、その不足は前立腺の障害を招きます。
亜鉛は、「骨粗しよう症」の治療に有効です。
これは、亜鉛には骨形成の促進効果があるからです。
亜鉛は、味覚障害の改善に有効です。
舌には味蕾(みらい)という小さな器官細胞が多数あり、これが味を感じ取ります。
亜鉛が欠乏すると細胞(味蕾もその一つ)の若返りができず、味覚障害につながるのです。
亜鉛はいくつかの方法で、免疫システムが細菌をやっつけるのを手伝います。
まず、ヘルペスや風邪の原因であるウィルスが持つ増殖して感染を広める能力を、直接的に働きかけて弱めます。
さらに、侵入してきた病原菌を発見して破壊する免疫細胞の働きを促進して、免疫システムの大事な機能を支えます。
また、亜鉛は活性酸素が細胞に与える悪影響を制限する抗酸化反応にも関わり、ビタミンAとともに白血球が体内の細菌を攻撃するのを手助けします。
このように、亜鉛は有用なミネラルですが、単独のミネラルを補給することは慎重に行うべきです。
「亜鉛が足りない」、「カルシウムが足りない」と言うと、「亜鉛製剤」、「カルシウム製剤」の摂取を思い浮かべがちです。
しかしながら、ビタミンやミネラルの摂取はそのバランスも重要です。
「味覚障害だから亜鉛の摂取」というのは、やや短絡的です。
自覚したのは味覚障害であっても、不足しているミネラルが亜鉛だけとは限らないのです。
できれば魚介類、緑黄色野菜、海草など天然の食物による栄養素の摂取に努めるべきです。
サプリメントを活用する場合は、信頼のおけるマルチビタミン・ミネラルを活用することをお考えください。
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