05① 自然治癒力をたかめるさまざまな食物(1)

古代から知られる食物の健康パワーを取り入れよう

自然治癒力を高めるには、白米よりも玄米を食べるのがよい。

玄米は、胚乳と胚芽を中心にしてそのまわりをデンプン層、種皮、果皮が囲む構造になっている。

白米は、玄米から胚芽、デンプン層、種皮、果皮を取り除き、胚乳だけを残したものだ。

玄米と白米、それぞれ100gにふくまれる栄養素を比べてみよう。

玄米には0.41mgのB1、0.04mgのB2、3.0gの食物繊維がふくまれている。

一方、白米には0.08mgのB1、0.02mgのB2、0.5gの食物繊維がふくまれている。

玄米を白米に精製する過程で、B1の80%、B2の50%、食物繊維の80%が捨てられている。

だから、白米はデンプンそのもので、エネルギーのかたまりなのだが、ビタミンBと食物繊維がほとんどふくまれていない。

要するに、白米は、玄米から大事な栄養素を捨て去ったもので、エネルギーのかたまりである。

玄米の長所は3つ。

1つめは、ビタミンB1とB2が豊富なこと。

2つめは、食物繊維が大量にふくまれているから、便量が多く、便秘にならないこと。

便秘になると、体内にたまった有害物質が発酵して老廃物を出し、これが血液を通じて全身をまわる。

腹がふくれたり、腹痛が起こるのはこのためだ。

また、便秘は、腸内環境を悪化させるので、悪玉の腸内細菌が増殖し、毒素ができる。

この毒素が自律神経とホルモンバランスを崩し、免疫力や自然治癒力を低下させる。

便秘は健康の大敵なのである。

だが、便秘の人が玄米を食べると、便秘はたちどころに解消する。

3つめは、よく噛まざるをえないこと。

噛めば消化酵素のアミラーゼがはたらいて甘味が出てくる。

デンプンが麦芽糖に変わり、消化を促進する。

さらに噛むことで歯や歯ぐきが丈夫になり、自律神経が刺激されて脳がよくはたらき、頭がよくなる。

ほとんどの病は、免疫力を高めて自然治癒力を強化すれば治ります。
そして、免疫の60%以上を占めるのが腸管免疫です。

この腸管免疫には、腸内で善玉菌が作る乳酸菌発酵エキスが大いに関与していることが判ってきました。

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免疫と自然治癒力のしくみ