06 ストレスによって失われる栄養素

食品を上手に選んでストレスを撃退!

ストレスがかかると、ひざやひじの関節が痛くなることがある。

ストレスによって放出されるコルチゾールが、タンパク質の分解を進める際に、 結合組織の成分コンドロイチンが分解して流出するのが痛みの原因だ。

だから、ストレスがかかったら、コンドロイチンを補給するとよい。

コンドロイチンはフカヒレやブタ、ウシの軟骨に多くふくまれている。

また、ストレスを受けている人は、尿酸値が上昇しやすい。

これは、ストレスで身体組織が分解するときに、細胞の核内にある遺伝子が酸化されて尿酸になり、尿に排泄されるからである。

尿酸の蓄積が原因で発生する痛風がストレスで悪化するのは、このためだ。

それから、ストレスで骨の結合組織が分解すると、骨の成分であるカルシウムが流出するから、骨が弱くなる。

ストレスがかかるとグルコースを生産するために、タンパク質の分解が進む。

タンパク質の不足を防ぐには、体のタンパク質に近い組成を持った動物性タンパク質をとらねばならない。

動物性タンパク質は、ブタ、ウシ、ヒツジ、トリなどの獣肉、魚、牛乳、卵などに多い。

副腎には体のどこよりもビタミンCが豊富にある。

それは、ビタミンCが副腎皮質ホルモンの生産には欠かせないからである。

次にストレスに負けないためにとるべき栄養素について述べてみよう。

カルシウムやマグネシウムは丈夫な骨や歯をつくるだけでなく、神経の 過剰な興奮を鎮め、血管の収縮や筋肉の活動、ホルモンの分泌などに必要なものである。

カルシウムを多くふくむ食物は、小魚、ヨーグルト、牛乳、チーズ、ブロッコリー、ワカメ、イチジク、エビの佃煮など。

マグネシウムは、昆布、ノリ、ナッツ類、大豆、ハマグリに多くふくまれている。

ビタミンDもいっしょにとると、カルシウムやマグネシウムの吸収率が高まる。

ストレスには、ビタミンの摂取が大事だ。

ビタミンB1は、脳のはたらきを活発にする。

不足すればイライラがつのったり、1日中、眠いということになる。

B1は、豚肉、玄米、サバ、ノリ、タラコ、ワカサギに多くふくまれる。

B1は調理をするときに損失しやすいので、もし不足するようなら、サプリメントで補うのがよい。

ビタミンCはストレスに立ち向かう際に、副腎皮質から放出されるコルチゾールの生産に欠かせない。

そのうえ、交感神経が興奮するときにも、ビタミンCが大量に必要だ。

ビタミンCを多くふくむ食物は、トウガラシ、ニガウリ、ウリ、パセリ、コマツナ、ホウレンソウ、ミカン、イチゴ、キウイなど。

ビタミンEは自律神経失調症の治療にも利用されることがあり、肩こり、冷えなどの症状をやわらげてくれる。

ビタミンEを多くふくむ食物は、キャベツ、小麦の胚芽油、アーモンド、ピーナッツ、大豆、ゴマなど。

必須アミノ酸を豊富にふくんだ良質のタンパク質も必要である。

もし不足すると、自律神経が乱れ、少しのストレスにも体調を崩してしまう。

ストレスの解消によい睡眠は欠かせない。

それには、サンマ、サバ、サニーレタス(サンチュ)を食べるとよい。

眠りを誘う有効成分は不明だが、わたしはこれと水泳で快眠を楽しんでいる。

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