免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

02 ユーモアと笑いで精神的にタフになる

7章 ユーモアと笑いが自然治癒を高める

02 ユーモアと笑いで精神的にタフになる

名捕手の捕球方法に酷似している

ユ-モアと笑いの効能の第1は、逆境にもくじけない精神力が得られることである。

つらいことや嫌なことを乗り越える強い人もいれば、なかなか乗り越えられない弱い人もいる。

つらいことや嫌なことは、ストレスである。

強い人とはストレスに対して強い人のことであり、弱い人とはストレスに対して弱い人のことである。

ストレスに強い人に共通する性格は、明るく、楽観的なことである。

逆に、ストレスに弱い人に共通する性格は、暗くて、悲観的なことである。

人生を明るく楽観的に生きるには、ユーモアと笑いが有効だから、 積極的に取り人れるのが賢い生き方というものだ。

つまり、こういうことだ。

上手な捕手は、投手の投げた速いボールを受け取るときにグローブをやや引きながら捕球している。

グローブを引いたからといって、ボール自体のスピードは少しも遅くならないが、 捕球の際にグローブを通して伝わる手の衝撃が格段に緩和されるのである。

わたしたちがどうあがいたところで、ストレッサーの大きさは変わらないが、 ユーモアと笑いによって、名捕手が捕球するときにグローブを引いて衝撃をやわらげるのと同じように、 ストレスを大幅に軽くすることができるのである。

このことを経験から熟知しているのが、古今東西の苦労人たちである。

ユダヤ人は多くの苦難をユーモアと笑いで乗り越えてきたユーモアの達人である。

調査によると、コメディアンの多くは、子ども時代に極度の孤独、うつ、病気、 両親との別れなどを経験している。

そんな彼らは、自分のつらい境遇をからかい、ユーモアとジョークで笑い飛ばすことが、 それを乗り越える有力な手段であることを体験してきた人々である。

喜劇王チャーリー・テャップリンもまたユーモアと笑いで心を慰めた人である。

彼は、ロンドンの貧民街で生まれ育ち、5歳でアルコール中毒の父を亡くした。

その数年後に彼の母は気が狂った。

彼は、こうした暗い過去を喜劇映画づくりに生かしたのである。

『黄金狂時代』という映画には、食べるものが何もなく、革靴を煮て食べる名場面がある。

観る者の心に焼きつくこのシーンは、チャップリンの自らの体験に近いものであろう。

次に失敗の連続にもめげなかったリンカーンについて述べてみよう。

アブラハム・リンカーンは、奴隷を解放したアメリ力のもっとも偉大な大統領として知られる。

そんな彼の人生は意外にも失敗の連続であった。

彼は、ビジネスに失敗し、うつ病にかかり、州議会選挙で落選、下院選挙でも二度落選、上院選挙にも落選、 副大統領候の補選でも敗北、そして満を持して臨んだ上院選挙も落選。

彼は、失敗と挫折を繰り返し昧わった。

しかし、彼は、ユーモアを忘れず、心を奮い立たせ、あくなき挑戦を続けた。

そして、上院選挙の落選から2年後の1860年、ついに彼はアメリカ大統領に就任した。

リンカーンは、ふだんの生活ではもちろんのこと、議会で南北戦争という重い議題を議論する最中でさえ、 ジョークを盛んに飛ばした。

その1つを紹介しよう。

ある日、彼は女性ジャーナリストから、「2つの顔を持つ男」と非難された。

このとき、ひょろ長い顔の、それほどハンサムでない彼は、しゃがれて骨ばったいかつい顔を彼女のほうに向けるなり、 「もしわたしに顔が2つあったなら、お嬢さん、こちらの顔は使わないよ」といいはなった。

不遇、不幸のどん底、病気、迫害や差別など、不条理な世界と向き合わねばならないことがある。

その唯一の方法は、笑うことである。

身に降りかかるすべてのマイナス要因を大きな声で笑い飛ばしてしまうのだ。

もし笑えないなら、泣くしかないだろう。

泣き始めたら止めるのはむすかしい。

だから、笑い飛ばしたほうがよいのである。








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