免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

03 人体の味方となる微生物

3章 免疫系が人体を守る

03 人体の味方となる微生物

人体の味方となる微生物を紹介しよう

人体にはわたしたちの健康の味方となる微生物もたくさん住んでいる。

これらを常在菌という。

常在菌の代表が、腸内のビフィズス菌やアシドフィルス菌といった乳酸菌や大腸菌である。

常在菌が腸内で勢力を維持するおかげで、下痢を起こすウルシユ菌は腸内で増殖できずに細々と生きている。

また、女性の腔にはアシドフィルス菌が住んでいる。

アシドフィルス菌は、乳酸を放出することで腔を酸性に保ち、痒みを発生させるイースト(酵母)の増殖を抑え込んでいる。

だから、抗生物質を使うとアシドフィルス菌が殺され、イーストが増殖して、腔が痒くなることがある。

痒みを取り除くには、イーストを殺すために抗生物質を飲めばいいのか。

否、それは単に悪者をミサイル攻撃するだけであり、問題は解決しない。

そうではなく、腔内でのバクテリア問の平和を獲得するようにすべきで、そのためには、 アシドフィルス菌の錠剤を腔に入れて常在菌のバランスをとればよいのである。

在菌のバランスをとることで腸の不調から回復した例を1つ紹介しよう。

アメリカの若者たちが南米のグアテマラで音楽活動を通して宣教活動に励んだとき、5日たって腸の具合が悪くなった。

グアテマラの水はアメリカの水よりも菌が多く、これを使った料理を□にして腸の調子がおかしくなったのである。

ちょうど宣教活動に参加していた日本人が、ビオフェルミンという整腸剤(成分はビフィズス菌とアシドフィルス菌)を配ったところ、 彼らの腸の具合はたちどころに改善された。


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