免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

03 自然治癒力を高めるビタミン

6章 自然治癒力を高める

03 自然治癒力を高めるビタミン

体を丈夫に保つには不可欠な物質

ビタミンが人体のどの箇所で、どのように活躍しているかをみていこう。

食物をエネルギーに変換する酵素を助けるのが、8種類のビタミンB群だ。

だが、同じB群でもそれぞれの役割は異なる。

タンパク質の代謝の主役はB6とパントテン酸。

糖類の代謝の主役はB1、B6、ナイアシン。

脂質の代謝の主役はB2、ナイアシン、パントテン酸である。

また、激しい筋肉運動をしたとき、じっくり考え事をしたとき、疲れを感じる。

これが疲労感である。

この疲労感を発生させているのが乳酸である。

このため乳酸のことを「疲労物質」と呼んでいる。

疲労から回復するには、乳酸を乳酸脱水素酵素でピルビン酸に酸化しなければならない。

この酵素がはたらくのにもビタミンB6が必要なのである。

B6は疲労回復のビタミンなのである。

人体を支える土台は骨である。

この形成にビタミンA、C、Dが必要だ。

そして食物を噛み砕くのが、歯だ。

歯を硬く丈夫に成長させるにはビタミンA、C、Eが欠かせない。

眼でものをみるときに欠かせないのが、ビタミンAである。

ビタミンAは、眼の網膜でオプシンというタンパク質と結合して、ロドプシンという複合体となっている。

これが可視光線を吸収すると、もとのビタミンAにもどる。

このときの変化がシグナルとなって脳に伝わり、ものがみえる。

免疫系でのビタミンのはたらき

病原体が人体に侵入するのを防いでいるのが、皮膚や粘膜だ。

丈夫な皮膚や粘膜は、美容だけでなく、病気の予防にも重要なのである。

皮膚や粘膜の生産に欠かせないのが、ビタミンA、B1、B2、B6、C、ナイアシン、パントテン酸などである。

リンパ球、血小板、マクロファージなど免疫系で活躍する兵士や赤血球の生産には、ビタミンB6、B12、C、葉酸が必須である。

つい転んで手や足をすりむいた経験をお持ちの方は多いと思う。

そんなとき傷□から少しの血が流れるが、これがいつまでも続いては出血多量で死んでしまう。

そこで出血が止まるように、血液には自然に固まる作用がある。

これを血液凝固という。

血液凝固には、ビタミンKが必要だ。

血液凝固にはプロトロンビンというタンパク質が必要だが、これをつくるのにビタミンKがはたらいているのである。

また、脳でのビタミンのはたらきはこうだ。

脳内の神経細胞で伝達物質が生産され、放出されている。

この伝達物質が脳内をかけめぐることで心が誕生する。

こうした伝達物質の代表は、喜びや快感をもたらすドーパミン、 元気で活発にするノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニンである。

これらの伝達物質の生産には、ビタミンB6、B12が欠かせない。

それから、CRH、ACTH、インスリン、成長ホルモン、インターフェロン、 サイトカインの生産にはビタミンA、B6、パントテン酸が必要である。







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