免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

04 重病を笑いで治す①

7章 ユーモアと笑いが自然治癒を高める

04 重病を笑いで治す①

笑いによって得られる鎮痛効果など多くの効用

そんなユーモアと笑いを忘れた現代人を変えようとしたパイオニアが、ノ一マンカズンズである。

彼は、発行部数わずか2万部の売れ行き不振にあえいでいた『サタデー・レビュー』という雑誌を引き受け、 65万部の超人気雑誌に変身させ、同誌で30年以上も辣腕をふるった名物編集長である。

その彼は、ユーモアと笑いと希望が難病の治癒にどれほど重要であるかについて、 自身の体験を多くの著書のなかで述べている。

1964年、カズンズは体がどんどん衰弱していく強直性脊椎炎という病気にかかった。

これは、目分の細胞組織を誤って攻撃する自己抗体ができることで発生する、膠原病の一種である。

強直性脊椎炎は、自己抗体が脊椎の結合組織をしだいに破壊していき、進行すると歩行も困難になるという、 ストレスが原因の1つとされる難病である。

主治医で彼の長年の友人である、ウイリアム・ヒッティヒは、彼がこの病気から回復し仕事に復帰できる確率は 500分の1であることを率直に告げた。

これを聞いたカズンズは、すべてを医師にまかせるようにしてきたそれまでの自分の態度をすっかり改め、 自分で全身にあるすべての資源を活用して病気と戦うことを決意した。

後年、彼は、「笑いは『人体で入手できる最強の薬局』である。 なぜなら、笑いは脳を病気と戦うために出動させるからである」と語っている。

まず、彼は、それまで服用していたアスピリンやフエニルブタゾンなどの薬をすべてやめ、 ビタミンCの大量摂取を始めた。

そして、笑いは「ドッキリカメラ」「三ばか大将」、その他のコメディビデオを鑑賞することで得た。

喜ばしいことに、彼が10分間腹の底から笑っただけで鎮痛効果が得られ、2時間は痛みもなく、 よく眠れるのだっだ。

主治医ヒッティヒが測定したところ、彼が笑ったあとには、 感染や炎症の指標である血沈はいつも5mmほど低下していた。

この療法を2週間続けると、彼の症状はかなり改善された。

そこで妻にプエルトリコの海岸に連れていってもらい、砂浜に立たせてもらった。

自分で立つこともできなかった彼は、最初のうち何度も転倒したが、繰り返すうちこ歩行ができるようになった。

そして数か月後、彼は、『サタデー・レビュー』の仕事に復帰した。

名物編集長カズンズは、ユーモアと笑いと希望によって、不治の病から奇跡的に回復した。

回復の原動力は、ユーモアと笑いと希望であるが、彼に正直に病気の実情を伝えた主治医と、 彼の病室に絶えず付き添い温かい言葉をかけ続けた看護邱や医師といった医療人たちの協力も忘れてはならない。







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