免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

04 重病を笑いで治す⑦

7章 ユーモアと笑いが自然治癒を高める

04⑦ 重病を笑いで治す⑦

ユーモアと笑いで痛みを抑える

アメリカの有名な喜劇役者グロウコ・マルクスは、「道化師はアスピリンと同じ効果があるが、 効き目は2倍も早い」と述べたことがある。

彼は正しい。

ユーモアと笑いの効能の第5は、痛みを抑えることである。

わたしがシカゴで工学系大学に勤務していた頃、夕方になると、学生や同僚だちと 大学のレストラン&バーで飲み食いしたものである。

そこには笑い上戸の老人がいた。

かつての有名教授である彼は、いつもコーヒーを飲みながら、学生や現役教授だちと談笑していた。

彼は少なくとも10分間に1回は大笑いした。

彼の陽気な笑いは工学系大学の堅い雰囲気とは好対照であった。

わたしは、彼に、どうすればいつもそんな陽気で笑っていられるのかとたすねたことがある。

わたしを驚かせだのは、笑うのは気分がいいことや楽しいことを意味しないという彼の回答であった。

彼が笑う理由は2つ。

1つめは、気分を高めるためである。

妻に先立たれ、ひとり暮らしの彼は孤独が嫌であった

笑いが気分を高めることを知っていた彼は、気分が上向くまで無理をしてでも笑っていたのである。

2つめの理由は、痛み止めのためである。

関節炎を患っていた彼は、痛みに苦しんでいたのだが、大笑いするとおさまるというのだ。

これは偶然みつかった。

彼が子ども時代の遊びについて友達と話すうちに、いつもの2倍も大□を開けて大笑いしたことがあったという。

そのとき彼は、笑っているときは関節炎の痛みがすっかり消えていたこと、 そしてこの効果が1時問も持続したことに気づいたのである。

この日を境に、彼は笑い上戸になった。

大笑いは痛みを緩和する彼の編み出した方法であり、生活の質を高める手段でもある。

UCLAのジョンソン総合がんセンターでは、子どもを対象にした痛みへの笑いの効果が研究されている。

実験では、7歳から17歳までの100人の健康な子どもに、 コメディビデオ鑑賞の前、最中、後に手を氷水につけてもらい、このときの反応をはかった。

この研究を指揮したマーガレット・ストウバーは、こう結論した。

子どもたちが実験の前に笑うと、氷水をそれほど冷たく感じない。

もし彼らが実験中に笑うと、冷たさにより長い時間耐えられる。

さらにストウバーは、「冷たさにともなう痛みをあまり感じなかった子どもたちのコルチゾールレベルは、 痛みを強く感じた子どもより低かった」と語っている。

コルチゾールレベルは痛みの感度に影響を与えるのである。

笑いは、人体の痛みの敷居を高めるように思える。

わたしのすすめる痛みを抑える方法は、「ワッハッハ」と腹をかかえで笑うことである。

鎮痛薬とは異なり、笑いは無料でなおかつ副作用のない特効薬である。








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