免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

06 対処療法は病気を悪化させる

2章 現代医学の落とし穴

06 対処療法は病気を悪化させる

病気による症状を体への警告と知る

病気になると、熱が出る、炎症が起こる、痛みが出る、下痢をするなどの症状に苦しめられる。

どの症状も不快でつらい。

現代医学は、この不快でつらい症状を薬でできるだけ迅速に取り除くことを基本に発展してきた。

しかし、これらの不快でつらい症状は、病気から回復するのに必要なプロセスなのである。

もともと発熱、炎症、痛みは、敵に襲われたことを人体に知らせ臨戦体制を敷くための警報である。

すなわち、この警報が鳴つたら、免疫系が、敵を撃退するために活動を開始するのである。

しかも、発熱と炎症には、血液が病気の箇所に集まることで治癒を進める効果がある。

発熱は病原体が増殖するのを抑え、一方で、病気と戦う白血球の増殖を進める。

発熱によつて体がだるくなれば、勉強、スポーツ、仕事をすることなく、寝るだろう。

寝ることによつて人体に蓄積していた疲労が取り除かれる。

こうして病原体と戦い、傷を修復する体力が回復する。

発熱があるから治癒が進むのである。

だが、現代医学では、強力な薬の力によつてすぐに熱を下げてしまうから、 患者の気分は一時的によくなるが、本格的な治癒は遅れてしまう。

かぜをひいたときに解熱、鎮痛、消炎剤を飲むことは、症状を抑えるだけで、病気を長引かせる結果になる。

アレルギーは、人体に入ってきた動植物にふくまれる微量物質を排除する反応である。

これはもともと免疫系の正常なはたらきであるが、よくはたらきすぎてアレルギー疾患を引き起こすのである。

アレルギー疾患の代表は、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症である。

アレルギーは、薬では根本的に治らない病気である。

アレルギーはリンパ球と異物である抗原との反応である。

このときに細胞からヒスタミンやプロスタグランジンといつた物質が放出されることによって、 抗原を体外に吐き出す、くしゃみや鼻水という反応が起こる。

したがつて、ヒスタミンやプロスタグランジンの放出を薬で抑えると、 不快な症状は一時的に抑えることができるが、アレルギーの根本的な治癒にはならない。

では、どうすればいいのか。

アレルギー疾患の人たちは、リラックスの神経である副交感神経が優位になっているから、これを是正すればよい。

すなわち、親は子どもを甘やかすのをやめ、早寝早起きをさせ、 外で元気に遊ばせることで緊張感を持たせ、交感神経を興奮させるとよい。

ロサンゼルスに住む京子(仮名)さんは、くしゃみと鼻水に6年間も悩まされた。

そこで彼女が病院を訪ねると、アレルギーと診断され、ディプロスパンというステロイド剤が処方された。

ステロイド剤を服用するとアレルギーの不快な症状はきれいにおさまつた。

彼女は、症状が出るたびにステロイド剤を飲んだ。

これを何度も繰り返したあとに、彼女に異変が起きた。

体と顔がふくれてきて、全身から力が抜け、寒気がして、ベッドから起き上がれなくなつたのである。

ステロイド剤の恐ろしい副作用が彼女を襲った瞬間だ。

それで仕事を1週間も休んだ。

彼女は収入がなくなる恐怖におびえながら、ステロイド剤の恐ろしさを初めて知つた。

そこで彼女は別の医師にかかった。

この医師は、彼女にステロイド剤の使用をただちにやめさせ、食事もガラリと変えさせた。

彼女は、それまで好物だった肉をやめ、野菜中心で塩分の少ない食事に切り替えたのである。

医師は、彼女にベッドで昼間から寝ると起きられなくなるからと、日中は歩行することをすすめ、仕事にも復帰させた。

ステロイド剤の恐ろしさを身をもって体験した京子さんは、もう決してステロイド剤を服用しないことを誓った。


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参照
GI値とは何でしょうか?
β-グルカンについて







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