07 SARSウイルスを撃退した免疫系の第2部隊
3章 免疫系が人体を守る
07 SARSウイルスを撃退した免疫系の第2部隊
ウイルスによる感染の具体例として、SARS(重症急性呼吸器症候群)を取り上げてみよう。
中国の広東省に始まったSARSは、香港を経由して東南アジア諸国、南北米大陸、アフリカ、ヨーロッパにまで広まった。
2002年11月の発生から2003年7月4日までに、WHO(世界保健機構)に報告されたSARSの感染者は8439人、 そのうち死亡者は812人にのばった。
SARSを発症させるのは、はしかのウイルスによく似たSARSウイルスである。
SARSウイルスは、遺伝子のRNA(リボ核酸)をタンパク質が包み、そのまわりを脂質でできた膜がおおっている。
膜にはスパイクが突き出ている。
SARSウイルスは、このスパイクでホスト細胞(宿主)にくっついて内部に侵入するのである。
では、SARS感染の広がる様子をみていこう。
まず、SARSの発症患者がくしゃみや咳をすると、SARSウイルスが混じっている水滴がまわりに放り出される。
この水滴に非感染者が手を触れると、その人の手はSARSウイルスに汚染される。
そして、気づかないうちにその汚染された手で□、鼻、眼に触れると、ここから、SARSウイルスは人体に侵入する。
次に、肺に到達したSARSウイルスは、膜から突き出たスパイクで細胞にくっついて、 その内部に忍び込み、タンパク合成システムを東っ取ってしまう。
こうしてSARSウイルスは、肺の細胞を自分のタンパク質を合成するための工場につくりかえてしまう。
生産されたタンパク質を組み立てることで、SARSウイルスがどんどん誕生する。
肺の細胞に感染したわずか1個のSARSウイルスが、数干個のウイルス粒子に増える。
肺の細胞は、まさにウイルスの生産工場に変わりはてるのである。
この結果、患者は、高熱を発し、咳に苦しみ、肺炎を発症し、そのうちの1割近くが重症の肺炎を起こして死亡した。
SARSウイルスの研究は着実に進んでいる。
エイズの原因が、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)と確認され、 シークエンス(遺伝子の塩基配列)が決定されるのに5年以上かかったことを思えば、 2002年11月中旬に中国広東谷で最初の患者が発生してから、 約6か月間での原因ウイルスの特定とウイルス遺伝子のシークエンスの決定は快挙である。
しかしSARSに対して有効性が証明された治療薬はまだ発見も発明もされていない。
それにもかかわらず、感染着の9割がSARSから回復し、健康をとりもどし、退院した。
退院した彼らはふだんの生活にもどり、仕事を再開することができた。
有効な薬なしに彼らはSARSから回復し、もののみごとに健康体をとりもどした。
免疫系の第2部隊が出動し、SARSウイルスを撃退したのである。
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