免疫と自然治癒力についてやさしく解説いたします。

08 更年期障害は本当の病気ではない

2章 現代医学の落とし穴

08 更年期障害は本当の病気ではない

さまざまな危険を招くホルモン補充療法

更年期とは通常、女性の開経前の数年間を指す。

わが国の女性の閉経年齢は45~53歳とされている。

この時期には、それまで活動を続けてきた卵巣のはたらきが衰え始め、女性ホルモンのエストログン分泌量がしだいに減少していく。

ホルモンのバランスが崩れるために、のぼせ、不眠、イライラ、手足のしびれ、憂うつなどの症状があらわねる。

多くの女性は、初潮、結婚、妊娠、出産、閉経といつた経験をする。

そのたびに、体内のホルモン濃度が大きく変化する。

交感神経や副交感神経はホルモンによつてコントロールされているから、 ホルモン濃度の変化が大きすぎると、神経が不安定になり、熱ぽい感じがしたり、不安感が強くなったりする。

だから、更年期障害は自然に起こる生理的な現象であり、決して病気ではない。

だが、こうした自然な生理現象を症状ととらえ、これを回避しようとするのが、現代医療である。

症状を抑え込もうと、エストロゲン(発情ホルモンとプロゲステロン(黄体ホルモン)といつた女性ホルモンを服用する。

これがホルモン補充療法である。

女性ホルモンを飲むことで、のぼせに代表される不快な症状を抑えるばかりか、 女性を狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患から守ると宣伝されてきた。

この療法の効果を確認するために、アメリカで大規模な調査がいくつも行なわれてきた。

その結果は、虚血性心疾患の危険を下げることはまつたく認められなかつたばかりか、 血管障害、乳がん、卵巣がんの危険を高めることが判明した。

その一例は、エストロゲンとプロゲステロンの効果を、更年期を終えた女性1万6608人を対象に、 5年間にわたつて追跡した結果について、アメリカ医学協会誌に発表した論文である。

それによると、女性ホルモンを服用した女性は、服用しなかった女性に比べて乳がんにかかる確率が26%高く、 血栓による血行障害を2倍にし、脳溢血を41%高め、心臓病の確率もいくぶん高かつた。

結果があまりに惨憺たるものだうたので、ホルモン補充療法の研究は途中であつたにもかかわらず、中止された。

ロサンゼルスでホルモン補充療法を受けていたわたしの義理の母は、この報告の直後に女性ホルモンの服用をやめた。

更年期障害は男性にも女性にも起こる。

だが、症状を訴えやすいのは圧倒的に女性である。

その理由は2つある。

1つめは、閉経は女性にとって大きな岐路であること。

それまで規則正しく訪れていた月経が来なくなねば、自分はもう女性ではないなどと考えて落胆してしまう。

だが、月経が来なくなつたからといつて女性をやめるわけではない。

妊娠して、子を生む過程を卒業したのであるから、あとは人間として人生を楽しめばよいのである。

2つめは、女性は一般的に、小さなことによく気がつくこと。

人間はどうしてもやらなければならない仕事があれば、それに全力を尽くす。

そうなれば、体に起こるささいな変調にこだわらないものである。

しかし、専業主婦などは、比較的時間に余裕があるため、小さなことにク∃ク∃し、欲求不満になりやすい傾向がある。

緊張感を持つて忙しく生きていれば、不平不満を並べている暇などない。

そうなれば、更年期障害は軽くなるはずだ。

忙しく生きるにはこうすればよい。

社会に出て仕事をする、ボランテイア活動をする、畑仕事をする、地域のスポーツ、 芸術、文芸活動などに積極的に参加する。

要するに、自分の好きなことや適しているものを発見し、喜びを持つて笑顔で取り組むのがよい。






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